理盛精密科技股份有限公司(Rasa Technology Taiwan Ltd.)は、日本の親会社であるラサ工業株式会社(RASA INDUSTRIES, LTD.)の100%出資で2003年12月に台湾に設立されました。主に半導体・液晶パネル製造プロセス向けの高純度リン酸を生産しています。
ラサの起源: リン鉱石の宝庫だったラサ島 すべては、珊瑚礁に囲まれた南海の無人島から始まった。ラサ工業株式会社の社名は、明治後期に創業者の恒藤規隆らが南海の無人島「ラサ島」で肥料の原料となるリン鉱石を発見したことに由来します。
ラサ島は、沖縄本島の東南に位置し、公式には「沖大東島」と呼ばれています。創業者であり、当時、農商務省肥料砿物調査所初代所長を務めた恒藤規隆らが、リン鉱石を発見したことにより一躍脚光を浴びました。以来、肥料の原料となるリン鉱石の国内唯一の産出地として、戦前の農業生産上の重要な拠点となっていました。現在は無人島ですが、わが国領海の基点として今も重要な位置を占めています。
ラサ工業株式会社は1913 年にリン鉱石の採掘・加工会社として創業し、その後、農業振興のためにリン系肥料の開発を進め、現在は化成品事業、機械事業、電子材料事業の3 領域からなる製造メーカーとして、都市づくりと人びとの暮らしを支えています。 特に機械事業の掘進機は上下水道の整備などに活用されており、台湾にも広く使用されています。そのため、ラサ工業株式会社は台湾の産業発展に対して非常に強固で緊密な協力関係を築いています。
理盛精密科技股份有限公司は、ラサ工業株式会社が海外(台湾)に設立した初の子会社であり、ラサ工業株式会社の長い歴史のなかで育まれた「信頼と誠実」を貫き、高純度リン酸をはじめとする薬品を製造・販売し、お客様にご満足いただける品質を維持します!
ラサ工業(株)の企業理念を継承:
「私たちは、信頼と誠実を大切にし、ものづくりを通じて、新たな価値の創造と豊かな社会の実現に貢献します。」